
「ぼうふ」ではなく「ほうふ」
今回は、現在モーニング競輪「日本写真判定杯」が開催されている、山口県の防府競輪場をご紹介します。こちらはつい「ぼうふ」と読んでしまいがちな名前ですが、正しくは「ほうふ」であり、かつては周防国の国府(現在で言うところの県庁)が設置されていた、由緒正しい土地柄でもあります。
防府競輪場は1949(昭和24)年に開設され、今年2月の全日本選抜競輪でG1初優勝を果たした清水裕友選手(105期)がホームバンクとしていることでも知られています。第1レースが朝9時に発走となるモーニング競輪を開催していることでも有名です。
特別競輪は、1996(平成8)年から三度にわたって「ふるさとダービー」が、2015(平成27)年には共同通信社杯競輪が、それぞれ開催されていますが、G1級レースの開催実績は現在に至るまでありません。
記念競輪は「周防国府杯争奪戦」として、例年は9月に開催されていますが、最近は時期移動などで9月から11月の間に開催されるようになっています(今年は10月31日から11月3日の4日間で開催される予定)。ここ2年は地元の清水選手が連覇を決めており、今年優勝すれば3連覇の記録が掛かっています。
それ以外にも、現役時代に名マーク屋として鳴らした石村正利元選手(1期)の功績を称えた「石村正利賞」や(今年は8月31日から9月2日までの3日間で開催。優勝者は北津留翼選手(90期))、地元出身の俳人・種田山頭火から銘打たれた「山頭火賞」「毛利賞」といったF1レースなども開催されています。
地元出身の直木賞作家・伊集院静氏は、ここ防府競輪場を「日本一小さな競輪場」と形容しましたが、ではこの防府競輪場の特徴と傾向は、一体どうなっているのでしょうか?
防府競輪場における予想のヒント


・基本的に「逃げ」有利も、風の影響が強い。
・途中からスピードに乗るので「捲り」「差し」もよく利く。
・「捲り」選手も地脚がないと勝つのは難しい。
防府競輪場は1周333mの「33バンク」であり、みなし直線距離も42.5mと短めに設計されていることから、基本的には「逃げ」有利のバンクです。
しかし、競輪場の三方を山で囲まれていることから風の影響が強い上に、選手宿舎が新築されたことから、西風が吹いたときはすべて向かい風となり、特に西側に当たる3角からバックストレッチの辺りでは注意が必要でしょう。また2年前の2018(平成30)年のバンク改修の影響も手伝って、「捲り」「差し」選手の台頭も見られるようになりました。
とは言ってもカントが34度とキツいことからスピードに乗ったレースが展開されるため、仮に道中好位置を進んだとしても、鋭い差し脚を持っていない選手にとっては戦いにくいバンクと言えます。加えて2センターから直線にかけて中バンクが伸びるため、「捲り」「差し」が決まりやすくなっています。したがって先行捲りができる、地脚を持つ選手が大いに狙われそうですね。
参考までに、当競輪場のバンクデータを貼っておきます。

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防府競輪場における決まり手

1着入線率を見ると、「差し」40%「捲り」35%に対して「逃げ」25%と高い確率を示しており、いかにも先行有利の「33バンク」といった感がします。
2着入線率を見ると、一番多いのが「マーク」の45%であり、これに「逃げ」と「捲り」が19%で続いています。手堅く「マーク」で2着を確保するのも、作戦としてアリではないかと考えられます。
ではS級とA級を比較したら、どうなるでしょうか?
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S級戦となると様相が一転し、「逃げ」19%に対して「捲り」40%「差し」41%と、とても先行有利の「33バンク」とは考えられない結果が出ています。2着についても「マーク」41%に対して「捲り」20%「差し」21%と、「逃げ」が決まりにくい状態になっています。
A級戦はむしろ「逃げ」有利であり、1着入線率が平均より高く26%を記録していました。2着でも「マーク」が45%と圧倒的ではあったものの、「逃げ」も20%を記録しておりました。やはりS級かA級かという、レースの特性を見た上で車券を購入するようにしたいですね。
防府競輪場における直近の傾向
8月31日~9月2日
石村正利賞
9レース制
それでは直近に開催されたレースの結果を見ながら、実際はどうなっていたのかを見ていきましょう。

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全体的には、1着に「逃げ」が11回入線と多く、S級戦・A級戦でも1着入線回数が一番多かったです。3日間にわたって風による影響も少なかったので、容易に「逃げ」が決まりやすかったと言えるでしょう。
2着については「マーク」選手が圧倒的であり、特にS級戦では7割近く、全体的にも5割近くの「マーク」選手が2着に食い込んでいることから、1着は「にげ」選手を狙い、2着には「マーク」選手を狙ってみるのが得策かもしれません。
防府競輪場における「まとめ」
・S級戦では「捲り」、A級戦では「逃げ」選手が有利。
・「マーク」選手の2着率が高い。S級・A級に関係なく狙うべし。
・風の影響に注意。長くいい脚を使える選手は要注意。
特に選手の出入りが激しいS級戦では、早めに動いて好位置を確保したいという思惑も働いて、激戦になることが予想されます。そのため波乱になる要素がたくさんあるので、当日の天候・風の状態などにも注意しておく必要がありそうですね。
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