高知競輪場の特徴と傾向から予想のヒントを探る

鐘ではなく銅鑼が鳴る競輪場

 今回は、「りょうまスタジアム」の別称がある高知競輪場をご紹介します。

 実はこの競輪場、残り1周半を知らせる「打鐘」の際、通常各競輪場で使われる鐘ではなく、銅鑼(ドラ)を使うことで有名な競輪場でもあります。その経緯は不明ですが、どうも近隣の自治体で害虫駆除の儀式に銅鑼が使われていたようであり、その時に使われた銅鑼がこの競輪場で使われたことから、現在も打鐘の際は銅鑼が使われている、といった模様です。

 高知競輪場は、1950(昭和25)年に開設され、バンク内には1周400mの陸上競技場も造成されました。

 特別競輪は、2000(平成12)年と2007(平成19)年にオールスター競輪が、2003(平成15)年には全日本選抜競輪が、2012(平成22)年には、この年限りで廃止された東西王座戦が、2018(平成30)年には共同通信社杯競輪が、それぞれ開催されています。

 記念競輪は、「よさこい賞争覇戦」と銘打たれて毎年4月に開催され(2013(平成25)年のみ時期移動で7月に開催)、今年は4月2日から5日の日程で開催、三重の浅井康太選手が優勝しています。

 この他にも、当地を本拠地に活躍し、福祉活動にも尽力した山崎勲元選手および松村憲元選手(ともに競輪学校創設前からの選手だったので「期前」)、それに松村憲元選手の子息で、1982(昭和57)年のオールスター競輪を制した松村信定元選手(36期)を称えた「山崎勲杯争覇戦」「松村憲・松村信定土佐の親子鷹杯争覇戦」が開催されています。

 現在ミッドナイト競輪開催中の(15日までの3日間の予定)、ここ岐阜競輪場の特徴と傾向とは一体どんなものがあるのでしょうか?

高知競輪場における予想のヒント

「5バンク」も直線が短く、カントも緩い。

時間帯によって風向きが変わりやすい。

先行型選手に有利で、追込型選手には不利。

 高知競輪場は1周500mの「5バンク」ですが、先述の陸上競技場を併設した関係で直線走路が短くなっており、みなし直線距離は52.3mしかありません(「5バンク」の中では一番短い。他の「5バンク」はみな60m以上ある)。しかも上空から見ると、ここ高知競輪場は丸い形状をしているようで、実際の直線距離は15m程度しかないとも言われているようです。そのため、主導権を取れなかったラインの選手が早めに捲ってきた場合、主導権を取ったラインの3番手選手を蹴落として、自分が3着に喰い込むといったパターンも散見されています。

 カントについても24度しかなく、「5バンク」および全国的にも千葉競輪場に次いで2番目に緩くなっていて(ただし千葉競輪場は現在全面改修中であり、今後高知競輪場が全国で一番緩いカントの競輪場となる可能性あり)、逃げ選手には残りやすいバンクとなっているようです。

 風については、バックスタンド側に鏡川が流れている関係で、そこから風が流れ込んでおり、午前中は3角から1角方向へ横風が、午後は2角から2センター方向へ風が流れ込みますが、2センターには選手宿舎があるため、そこで風が跳ね返されてホームスタンド側に流れ込み、そのためホーム前では強烈な横風となって、追込型選手の脚を阻害しているようです。

 参考までに、当競輪場のバンクデータを貼っておきます。

高知競輪場における決まり手

 全体を通して見ると、先行型選手有利とは言っても「逃げ」選手の1着入線率は15%、2着入線率でも13%と低いものとなっており、これに対して「差し」選手は1着56%で2着35%と非常に高くなっています(2着入線率では「マーク」選手が36%と一番高い)。

 ではS級とA級、さらにS級の中でもグレードレースを比較したら、どうなるでしょうか。

S級戦における決まり手
A級戦における決まり手
L級戦における決まり手
G1戦における決まり手
G2戦における決まり手
G3戦における決まり手

 S級戦ではさらに先行型選手に厳しく、「逃げ」選手ですと1着が12%で2着が11%となっています。A級戦ですと多少緩和されて、1着16%で2着13%。やはりS級戦ともなると賞金が高くなる関係で、選手達も早めに動く傾向にある模様です。

 さらにグレードレースとなると、G1戦では「差し」の成績が突出しており、1着63%で2着でも45%。特に2着入線率では「マーク」の34%をも超えており、前を行く選手をマークするだけでなく、自力で機敏に動くことが要求されていると思われます。「大金が欲しけりゃ、他人に頼らず自分でゲットしろ!」ということでしょうかね?(^-^;

 G2戦(サンプル数が100レース未満と少ないですが…)では、なんと2着入線率で「逃げ」選手が0%と極端な結果になっており(1着入線率は10%)、G3戦でも「逃げ」選手は1着・2着ともそれぞれ11%と、10回に1回の割合でしか勝てていないことが分かります。

 以上のことからして、いかに高知競輪場は先行型選手に有利とはいっても、それは「5バンク」の中だけの話であり、全国的に見ると他の競輪場同様に追込型選手の方が有利になっている、と解釈すべきでしょう。

高知競輪場における直近の傾向

8月26日~28日

スポーツ報知・ケイドリームス杯(F1シリーズ)

9レース制

 それでは直近に開催されたレースの結果を見ながら、実際はどうなっていたのかを見ていきましょう。今回はガールズケイリンも同時に開催されていましたので、そちらの成績も含めて紹介していきます。

 3日間通して、1着ですと「差し」の回数が突出しており、2着でも「マーク」が多くて、これに「差し」が続くという、傾向どおりの結果になっています。

 S級戦でも、1着が「差し」2着が「マーク」選手の成績が目立っていますが、これがガールズケイリン(L級戦)となりますと、1着は「捲り」が多くて「差し」がその次、「逃げ」に至っては1着・2着とも0%と、極端な結果になっています。なお2着については「マーク」選手が多く、こちらも傾向どおりの結果となっていました。

高知競輪場における「まとめ」

全体的には追込型有利も、G1戦では自力で動ける選手が有利。

「逃げ」選手を狙うならA級戦の方がオススメ。

直線短い分だけ、ラインどおりに決まらない場合もあり。

 「5バンク」とはいっても直線が短い分だけ、レースレベルによっては「逃げ」が決まったり、あるいは早めに動いた選手が1着をもぎ取ったりと、他の「5バンク」競輪場と一緒に考えられない点もあるようです。やはり各競輪場の特徴をつぶさに研究することが大事だと言えますね。

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