
「まつざか」ではなく「まつさか」
今回は、昨日から本日までの3日間、F2シリーズのミッドナイト競輪「オッズパーク杯」を開催している松阪競輪場についてご紹介します。
松阪競輪場は、1950(昭和25)年に開設された競輪場で、実はこの競輪場、3連単車券が全国で最後に導入された所でもあります。近場にある四日市競輪場とは、開催日が重複しないように調整されたり、四日市で開催されるときは場外発売もしていたりしましたが、2007(平成19)年度から四日市が記念競輪を除いて全開催ナイター競輪に移行したために、2006(平成18)年度末をもって、記念競輪を除き場外発売も廃止になったそうです。
特別競輪開催は、2002(平成14)年と2007年にふるさとダービーが、2011(平成23)年と昨年2019(令和元)年には共同通信社杯競輪(2011年は共同通信社杯競輪秋本番)として開催されていますが、G1級の開催は現在までありません。今後については、来年2021(令和3)年3月25日から28日までの4日間でウィナーズカップが、当地で初めて開催される予定です。
記念競輪は「蒲生氏郷杯競輪」として毎年7月に開催されていましたが、2014(平成26)年と2015(平成27)年は5月に、2016(平成28)年度は翌2017(平成29)年3月に開催され、2017年度と2018(平成30)年度は、それぞれ翌年1月に開催されています(2019年度については共同通信社杯競輪、2020年度についてはウィナーズカップ開催のため、記念競輪の開催は無し)。
よく「まつざか」と間違えて読まれることが多い、ここ松阪競輪場ですが(正しくは「まつさか」と読む)、そんな松阪競輪場の特徴はどうなっているのでしょうか?
松阪競輪場における予想のヒント


・直線長くてカントもキツい。
・追い込み型の選手が圧倒的に有利。
・風の影響はほとんどないが、時々吹く突風に注意。
松阪競輪場は1周400mの「4バンク」と標準的なバンクなのですが、みなし直線距離が61.5mある上に(「4バンク」の中では5番目に、全国的には8番目に長い)カントが34度とかなりキツめに造られていて(「4バンク」の中では一番キツい競輪場)、先行型の選手には不利な形態となっています。またカントがキツい分だけスピードが乗りやすく、そのため「捲り」「差し」を得意とする選手には、有利な競輪場と言えましょう。
風の影響はそれほどないようですが、時々突風が吹くことがあり、その際は早めに動かないと(特にバックスタンド辺りで先頭に立つくらいでないと)勝負にならない模様です。
参考までに、当競輪場のバンクデータを貼っておきます。

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松阪競輪場における決まり手

1着入線率を見ると、「差し」55%「捲り」29%。これに対し「逃げ」16%と圧倒的に「逃げ」不利の傾向が出ています。やはり直線が長い上にカントがキツい分だけ、先に動くことで体力を消耗してしまうがゆえの事象と考えられます。
2着入線率を見ても、「マーク」35%「差し」31%と、こちらも「逃げ」選手には不利なデータとなっています。
ではS級とA級を比較したら、どうなるでしょうか。
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S級戦となるとさらに「逃げ」不利の傾向が顕著であり、1着入線率を見ると「差し」56%「捲り」32%に対し「逃げ」12%、2着入線率では「マーク」34%「差し」32%と、やはり「逃げ」選手には不利な状況です。
一方A級戦ですが、こちらは「逃げ」の1着入線率が17%と多少向上していますが、それでも「差し」54%「捲り」29%。2着入線率を見ても、「逃げ」15%に対して「マーク」37%「差し」31%と出ており、それでも追い込んでくる選手の方が有利な状況であることが分かります。
松阪競輪場における直近の傾向
8月19日~21日
大正カラーカップ 松阪木綿賞
9レース制
それでは直近に開催されたレースの結果を見ながら、実際はどうなっていたのかを見ていきましょう。

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3日間の結果を見ても分かるように、1着には「差し」2着には「マーク」選手が圧倒的に結果を出しているのが目立ちます。特に1着「差し」16回というのは全体の約6割を占めており、かなりの高確率で1着に入っているということが分かりましょう。またこれをS級とA級で別けてみても、「差し」の1着入線率がS級で53%、A級で67%もあり、やはり追込型有利ということが分かります。
他方「逃げ」については、1着入線率については全体的に低く、2着入線率についても全体でも3割程度、S級については2割でしたが、A級になると5割を占めており、S級とA級ではレース傾向が違うということが分かりますので、その点も含めて車券検討をすべきであると言えますね。
松阪競輪場における「まとめ」
・圧倒的に追込型選手有利。
・2着は「マーク」選手を狙いだが、A級戦なら「逃げ」選手もアリ。
・風の影響はあまり考えなくても大丈夫。
直線が長い上にカントがキツいとなれば、やはり「逃げ」選手には厳しい状況であると言えます。しかしデータを見ても分かりますように、レース傾向の違うA級戦では「逃げ」選手もシッカリ連に絡んでいますので、その辺は分けて考えた方が良さそうですね。
あと、追込型選手有利とはいえ、直線が長くカントもキツいという点を考えますと、ダッシュ力や直近の走破タイムの優れない選手については、むしろ狙い目から外すべきであるということを付言しておきます。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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