京都向日町競輪場の特徴と傾向から予想のヒントを探る

市制施行されても「向日町」競輪場

 今回は、明日から4日間の日程で開設記念レース「平安賞」を開催予定の京都向日町競輪場の特徴と傾向についてご紹介します。

 向日町競輪場は、1950(昭和25)年に開設された競輪場で、開設当初は「京都府乙訓郡向日町」だったため競輪場名も「向日町競輪場」としておりましたが、1972(昭和47)年に市制施行されて「向日市」となっても名称が変わらず、1986(昭和61)年からは「京都向日町競輪場」と名乗って、現在に至っています。

 特別競輪は、1987(昭和62)年に全日本選抜競輪、2003(平成15)年にふるさとダービー、2007(平成19)年には共同通信社杯が開催された程度であり、大きなレースはあまり行われていないようです。

 記念競輪は「平安賞」の名称で、当初は毎年9月頃に開催されていましたが、時期移動により2010(平成22)年度と2011(平成23)年度は1月に開催され、2014(平成26)年度は7月31日から8月3日まで、2015(平成27)年は10月に開催と、かなりバラバラに開催された感があります(2016(平成28)年からは、9月開催に戻る)。

 現役時代に通算1341勝の偉業を成し遂げた松本勝明元選手は、ここ向日町競輪場をホームバンクとしており、その功績を称える意味で毎年F1シリーズ「松本勝明杯」が開催されております。また2011年に廃止された大津びわこ競輪場で開催されていた「中井光雄杯」も、現在ではここ向日町にて開催が継続されています。

 ここ最近は売り上げ不足が顕著で赤字状態からの脱出が望めず、そのためしばしば廃止論議が起きていた競輪場ですが、今年に入って施設改善の予算が承認されてナイター設備の造設が始まり、来年2021(令和3)年度からミッドナイト競輪の開設を予定しているそうです。これでようやく赤字問題解消のメドが立つかもしれませんね。

 そんな京都向日町競輪場の特徴と傾向を見ていきます。

向日町競輪場における予想のヒント

みなし直線が短く、カントも緩い。

しかし先行選手には不利。

風の影響を強く受けやすい。

 向日町競輪場は、1周400mの「4バンク」であり、標準的なバンクと言えます。一方でみなし直線距離が47.3mと、「4バンク」の中では同40.2mの佐世保競輪場に次いで下から2番目に短いのですが(全国的にも下から9番目の短さ)、カントは30度と比較的緩く、そのため「逃げ」が決まりやすいイメージではあります。

 しかしながら近辺に桂川が流れていることから、川からの風が強く流れてくるために影響を受けやすく、特にバックスタンド付近ではその影響を強く受けるようです。また現役選手に言わせるとバンクが重い模様であり、そのため直線が短くてカントが緩い割には、先行選手には厳しいバンクであると言えるようです。

 参考までに、当競輪場のバンクデータを貼っておきます。

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向日町競輪場における決まり手

 1着入線率を見ても、「差し」が51%を占めており、「捲り」の32%を入れても「逃げ」17%と、追込型選手に有利なデータが出ています。2着入線率にしても「マーク」36%「差し」31%と、その差は歴然としています。

 ではS級とA級を比較したら、どうなるでしょうか。

S級戦における決まり手
級戦における決まり手

 S級戦ですと、1着入線率は「差し」がほとんど変わりませんが、「捲り」35%「逃げ」14%とさらに「逃げ」不利な状況になっており、やはりレースレベルが上がると、その分だけ選手の動きが早くなり、先行選手には不利な状況になるということでしょうか。

 A級戦ですと、1着入線率における「逃げ」の割合は幾分上昇していますが、この辺は他の競輪場とほとんど一緒かもしれませんね。

向日町競輪場における直近の傾向

8月3日~5日

むこう、むこう。賞

9レース制

 それでは直近に開催されたレースの結果を見ながら、実際はどうなっていたのかを見ていきましょう。

 3日間を通じて風はそれほど強く吹いてはいなかったようですが、それでも「差し」「捲り」選手の台頭が顕著であり、特にS級戦では「逃げ」選手が1着に入ったのがたった1回だったのに対し「捲り」8回「差し」6回と、圧倒的な差がつきました。2着についても「差し」「マーク」選手で8割を占めており、「逃げ」選手には不利であることが分かります。

 A級戦では「逃げ」選手が1着にはいること3回と、「逃げ」選手が台頭する余地も残されてはいましたが、ここでも「差し」「捲り」選手の活躍が目立ちましたし、2着についても「差し」「マーク」選手がほとんどでした。

向日町競輪場における「まとめ」

一番狙えるのは「捲り」選手。その次に「差し」選手。

バックスタンド付近は桂川からの影響が強い。当日の風向きに注意。

「逃げ」選手を狙うならA級戦がおススメ。

 バンクの特性などを考えると、「逃げ」選手に不利な状況であり、実際に直近の傾向を見ても、それが顕著であったと言えましょう。あと直線が短くてカントも緩いことを考えれば、先行する選手のラインにおける「差し」「捲り」選手が狙えるかもしれません。

 「逃げ」選手はA級戦で狙いたいですが、バンクが重い等の傾向を考えると、若い選手が逃げそうな時などは積極的に狙ってみたいですね。

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