
西武鉄道が所有する競輪場
西武園競輪場は、名前の通り西武鉄道が所有する競輪場であり、1950(昭和25)年に創設されました。当初は村山競輪場と名付けられましたが、その後西武鉄道が周囲の開発を進め、近くに西武園遊園地などを建設した結果、1954(昭和29)年に西武園競輪場と改称して、現在に至っています。近くには遊園地のほか、野球場やゴルフ場などがあり、この一帯が西武グループの一大娯楽地帯であると言えます。
1992(平成4)年から大規模な施設改修が行われて1997(平成9)年に完成し、客席全体に屋根が取り付けられたことで、天候を気にせず観戦できるようになりました。また照明設備が取り付けられたことから、2017(平成29)年にはミッドナイト競輪が開始され、翌2018(平成30)年からは、ナイター競輪も始まりました。
特別競輪は、1963(昭和38)年に全国都道府県選抜競輪(現在の全日本選抜競輪の前身)が開催されたのを皮切りに、秩父宮妃殿下賜杯競輪(現在は廃止)5回、日本選手権競輪3回、全日本選抜競輪2回(前述の全国都道府県選抜競輪含む)、オールスター競輪1回と多く開催された実績があります。
記念競輪は毎年4月に「ゴールド・ウイング賞」として開催され、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で開催中止となりましたが、歴代の優勝者には平原康多・武田豊樹(ともに3勝と現役最多)・神山雄一郎・山崎芳仁といった面々が名を連ねており、毎年白熱した戦いが見られることで好評を博しております。
ではこの西武園競輪場で、車券を的中させるためのヒントを探っていきましょう。
予想のヒント

ここ西武園競輪場は、1992(平成4)年の施設改修以前は、1周500mの「5バンク」だった所であり、改修によって1周400mの「4バンク」となりましたが、カントなどはみな改修前の緩い状態が踏襲されています。加えてみなし直線が47.6mと短めであり、そのため「4バンク」と言われながら、333mバンクのような特徴を持つとされております。実際このバンクでは、カントが緩いことから「捲り」が決まりにくく、「逃げ」を打つ選手が残りやすい傾向にあるようです(決まり手の箇所で後述)。
しかしこの競輪場では、風向きが不安定な強風が吹きつけることが多く、土地柄冬の冷え込みが厳しいこともあって、先行勢を悩ますこともしばしばとか。傾向を踏まえつつ、当日の現地の状況などを判断して、柔軟に対処したいものです。
参考までに、当競輪場のバンクデータを貼っておきます。

決まり手

先述のように「逃げ」有利の競輪場となっており、1着入線率も「逃げ」選手が22%をマークしております。一方で「捲り」30%「差し」48%を記録していますが、「逃げ」を打った選手の番手に付けてのものと考えられますので、どちらにしても「逃げ」選手を軸としたラインには、要注意といったところでしょうか。
2着入線率ですが「マーク」41%「差し」27%を占めており、こちらについては「逃げ」選手を目標にしてレースを展開したが故の結果と言えるでしょう。
万車券的中に全てを捧げる予想ファイター
圧倒的回収率
無料予想がよく当たる
過去には10万車券も的中
2020年9月1日豊橋競輪で出た特大47万車券を三連複買い目10点で的中しています
これも無料予想でした。
競輪だけに人生を捧げたファイター達の魂の予想を入手せよ・・・
直近の傾向
<8月4日~5日:チャリ・ロト杯/全9レース制>
それでは直近に開催されたレースの結果を見ながら、実際はどうなっていたのかを見ていきましょう。なお今回は、現在開催中のレースを取り上げますので、通常とは異なって2日分の結果ということでご了承ください。

初日は「逃げ」選手が4勝2着3回をマークし、高い確率で勝利を物にしました。反面2日目である今日は「逃げ」選手が1勝2着1回しかできませんでしたが、「マーク」選手が2着に6回も入っており、「マーク」選手にはベテラン選手が多いことを考えると、おそらく「逃げ」選手を目標にしてレースを展開するべく、独特の勝負勘が働いたか?と思えるような結果でした。
2日間の合計を見ると、「逃げ」選手が1着入線率28%、2着入線率22%と好結果を残しているのが目立ちます。「4バンク」ですと「逃げ」より「差し」の方が圧倒的に有利になるものですが、カントが緩い分だけ、こうした結果になりやすいようです。その一方で「マーク」選手が44%の高い確率で2着を確保しているので、車券作戦的にも活用したいところですね。
まとめ
・「逃げ」が有利で「捲り」は不利。
・風向きなど当日の天候具合に要注意。
・「4バンク」ではなく「33バンク」と考えて作戦を練るべし!
現在同競輪場で開催されているシリーズ(チャリ・ロト杯)も明日が最終日。これまで取り上げてきた情報が、そのまま活きることを祈りたいですね。
コメント