
大レースの開催実績が豊富な、伝統ある競輪場
今回は、今月に入ってF1開催が連続して行われている、高松競輪場について紹介します。
高松競輪場は1950(昭和25)年に開設され、当年5月17日完成、翌月6月4日登録、翌5日初開催という慌ただしい中でスタートを切りました。
特別競輪は、1982(昭和57)年と1991(平成3)年にオールスター競輪、2000(平成12)年と2004(平成16)年に共同通信社杯競輪、2002(平成14)年に西王座決定戦、2009(平成21)年に東西王座戦、2014(平成26)年に全日本選抜競輪、2017(平成29)年には第1回目のウィナーズカップが開催されるなど、全国の競輪場の中でも屈指の開催実績を誇っております。
記念競輪は、「玉藻杯争奪戦」の名称で例年5月に開催されていましたが、近年は開催時期が変更されており、今年は1月30日から2月2日の4日間で開始され、松浦悠士選手(広島)が優勝しました。また2012(平成24)年で廃止された、同じ香川県の観音寺競輪場で開催されていた「吉田実杯」(観音寺競輪場をホームバンクにしていた、吉田実元選手(故人)を称えて開催された冠レース。吉田実氏は、競輪選手歴代2位である1232勝・特別競輪優勝歴6回を誇る名選手)を、2013年からここ高松競輪場で開催するようになりました。
施設老朽化と売り上げ減少を受けて、市民・行政の間で競輪存廃に向けた議論が起こりましたが、結局このまま存続されることが決定したことから、今後はナイター競輪開催に向けて設備の設置を進め、来年以降はミッドナイト競輪を開催できるよう体制を整えていくそうです。
そんな高松競輪場の特徴と傾向について見ていくことにします。
高松競輪場における予想のヒント


・カントがキツめ。山を登るような感じ。
・そのため力勝負の選手に有利。
・風の影響はほとんどない。
高松競輪場は1周400mの「4バンク」であり、みなし直線距離54.8mは「4バンク」の平均から若干短い程度の、ごく普通のバンクかと思われます。しかしカントが33度とややキツめであり、これは1972(昭和47)年まで同競輪場が1周333mだったことの名残であって、直線距離は伸びてもカントはそのまま残されたようです。また四方をスタンドで囲われているために、風の影響はほとんどみられません。このため、力勝負を得意とする選手にとっては有利なバンクではないでしょうか。
参考までに、当競輪場のバンクデータを貼っておきます。

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高松競輪場における決まり手

全体的に見ると、1着入線率は「差し」51%「捲り」31%に対し「逃げ」18%、2着入線率も「マーク」38%「差し」30%に対して「逃げ」17%「捲り」15%と追込型の選手に有利で、この辺は各競輪場とも同様の傾向のようです。
ではクラス別にしてみると、どんな結果となっているでしょうか?
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S級戦では「逃げ」がさらに減って14%、A級戦では19%と上昇しており、他の「4バンク」競輪場と同じような傾向になっています。「差し」はS・A両級においても50%以上の1着入線率を占めていて、全国的に似通った結果となっています。
グレード別でみても、「逃げ」選手の1着入線率はG1で11%、G2で8%、G3でも14%と総じて低く、反対に「捲り」がG1で36%、G2で41%と高くなっているのが目立ちます。賞金が高くなればなるほど、相手に先んじて動く方が有利であり、反対に後方から攻めると、合わされて「差し」が不発に終わることも考えられますので、先行して捲る戦法がよく採られるのも分かるような気がします。
高松競輪場における直近の傾向
10月12日~14日
「第21回義経ドリーム杯争奪戦」(S・A級戦)
12レース制
それでは直近に開催されたレースの結果を見ながら、実際はどうなっていたのかを見ていきましょう。
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3日間を通じて「差し」が優勢も、「逃げ」選手も一定の割合で1着ないし2着に入線しており、先述した「逃げ」不利という傾向通りではなかったようです。一般に最終日ほど「逃げ」選手が絡まなくなるものですが、今回は最終日にS級2回・A級1回絡んでおり、2着も「逃げ」選手が2回絡んでいて、それほど賞金が高くない一般S級戦だからこその結果なのかもしれません。
2着については、ここでも「マーク」選手が一番成績を上げており、全体的にも4割の入線率を誇っています。
高松競輪場における「まとめ」
・カントがキツい分、「捲り」「差し」が決まりやすい。
・グレードの低いレースなら「逃げ」選手も狙える。
・選手の実力が問われるコース形態。
カントがキツい分、個々の選手の能力が問われるコース形態と言っても過言ではなく、どのような戦略をもって戦えるかが重要なコースであると言えましょう。「柔よく剛を制する」と言うように、脚質・戦法にこだわらずに柔軟性をもってレースに臨める選手には有利かもしれません。
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