武雄競輪場の特徴と傾向から予想のヒントを探る

温泉街にある風光明媚な競輪場

 今回は九州の名湯・武雄温泉がある、佐賀県武雄市の武雄競輪場にいついてご紹介します。

 武雄競輪場は、1950(昭和25)年に開設された競輪場で、現役時代には史上初の特別競輪全制覇(グランドスラム)達成を含む大レース12勝を挙げ、賞金王のタイトルも2度獲得している「鬼脚」井上茂徳元選手(41期)や、若い頃は九州軍団の切り込み隊長として勇名を轟かせ、高松宮杯など特別競輪3勝を誇る佐々木昭彦元選手(43期)などが本拠地としていた場所です。

 特別競輪は、G1級のレースこそ開催されていませんが、1993(平成5)年から過去4度にわたってふるさとダービーが、2011(平成23)年と2017(平成29)年にはそれぞれ共同通信社杯が開催されています(2011年は「共同通信社杯春一番」の名称で開催された)。

 記念競輪は「大楠賞争奪戦」の名称で毎年4月に開催されており(2016(平成28)年は施設改修の関係で11月に開催)、今年は4月23日から26日の4日間で開催され、松浦悠士選手(広島)が優勝しています。

 2015(平成27)年10月から施設改修に入ったため開催が休止され、1年後の2016年10月に再開し、走路は基礎から改修された上に、メインスタンドはコンパクトにリニューアルされました。この改修ではナイター照明設備の設置も行われ、この年の12月13日からミッドナイト競輪が、同19日からはナイター競輪がそれぞれ開催されるようになりました。

 加えて、今回の改修から命名権(ネーミングライツ)が導入され、オッズパークと5年契約を結ぶことになり、名前も「オッズパーク武雄」の愛称が付けられるに至りました。

 輪界に名を遺した2人の名将を生んだ、この武雄競輪場の特徴と傾向は、一体どんなものなのでしょうか?

武雄競輪場における予想のヒント

直線が長く、逃げ粘りが難しいバンク。

カントがキツいので、車体が外に振れにくく、捲りを打ちやすい。

ホームスタンドは追い風なので、勢いをつけやすい。

 武雄競輪場は1周400mの「4バンク」ですが、みなし直線距離が64.4mと全競輪場で最長であり、その分だけ最後の直線で二転三転して先頭が入れ替わるほど激しいレースが展開されて、筋違いで高配当が出ることがしばしばあります。したがって「よほど後ろに置かれない限りチャンスはある」(佐々木昭彦元選手の話)そうです。

 ホームスタンド側は追い風のため勢いが付きやすく、またカントが32度とキツめにできているので、外に車体が振れることはなく、捲りを打ちやすい構造になっています。

 参考までに、当競輪場のバンクデータを貼っておきます。

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武雄競輪場における決まり手

 全体的に見ると、1着入線率は「差し」55%「捲り」29%に対して「逃げ」16%、2着入線率も「マーク」36%「差し」31%に対して「逃げ」「捲り」がそれぞれ17%と16%と、追込型有利の傾向が出ています。やはりカントがキツいことでスピードが出て、直線で差し切ることができるということでしょうか。

 ではクラス別にしてみると、どんな結果となっているでしょうか?

決まり手(S級)
決まり手(A級)
決まり手(L級)
決まり手(G2)
決まり手(G3)

 S級戦では「逃げ」がさらに減って12%、A級戦では17%、L級では15%となっており、全体的に「逃げ」不利の傾向が出ています。

 グレード別でみても、「逃げ」選手の1着入線率はG2で7%、G3でも10%と低く(G1開催は実績なし)、反対に「差し」がG2で59%、G3では53%と高くなっているのが目立ちます。みなし直線距離が長いこともあって、「逃げ」よりも「差し」が優勢になるようです。

武雄競輪場における直近の傾向

11月4日~6日

「ミッドナイト競輪オッズパーク杯」(A級戦)

9レース制

 それでは直近に開催されたレースの結果を見ながら、実際はどうなっていたのかを見ていきましょう。

 直線距離が長いこともあって「差し」有利の傾向と言及したように、ここでもその傾向通りの数字が出ています。

 この開催でも「差し」の1着入線率が6割を超えており、全日にわたって一番数字の高い結果が出ています。一方「逃げ」については14%程度であり、特に最終日にいたっては1着入線回数ゼロでした。ただでさえ最終日の「逃げ」選手は不利であり、それに加えて「差し」有利のバンクということを考えると、この数字は至極妥当なものかもしれません。

 反面、2着入線率については「逃げ」の回数が一番多く、入線率は40%を超えてお降りました。これは「差し」「マーク」のほぼ倍の数字であり、「逃げ」を打った選手が粘り込みやすいということを証明したものと言えましょう。

武雄競輪場における「まとめ」

直線距離が長いので、「差し」選手有利に働きやすい。

ホームスタンドは追い風強し。そこで勢いをつけると勝利へ近づく。

カントがキツいので、「捲り」を打ちやすい。

 日本一長い直線距離ということもあって、「差し」を中心とした追込型の選手に有利に働いているようです。メンバー構成や当日の風の状況なども見極めた上で、車券の購入をしたいですね。

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