
開設71年目で悲願のG1レース開催
今回は、今日から29日までの3日間、F2シリーズ「チャリ・ロト杯」を開催している和歌山競輪場についてご紹介します。
和歌山競輪場は、全国的に競輪場が多く開設された1949(昭和24)年12月に、全国21番目の競輪場として開設されたもので、近畿地方においては6番目に開設された競輪場です。
特別競輪の開催実績は、G1級の開催が長らくなく、G2級として「ふるさとダービー」が1995(平成7)年と1996(平成8)年の2年連続で開催され、いずれも「不死鳥」「中年の星」と呼ばれた松本整元選手(京都)が優勝しました。
G1級については今年6月18日から21日にかけて高松宮記念杯競輪が開催され(優勝は福井の脇本雄太選手。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、G1レースとしては史上初めて無観客にて開催された)、開設71年目にして初めてG1級のレースが開催されました。
また記念競輪は毎年1月上旬に「和歌山グランプリ」と銘打たれて開催されており、今年は松浦悠士選手(広島)が優勝しました。なお初日の特選競走は、世界遺産に認定された熊野古道から名前を取って「熊野古道賞」として開催されています。
海の近くに位置する風光明媚な場所に位置する和歌山競輪場ですが、一体どんな特徴を持っているのでしょうか?
和歌山競輪場における予想のヒント


・直線が長いので「差し」選手が有利。
・風はバック追い風・ホームは向かい風。
・直線に強襲できるコースあり。
和歌山競輪場は1周400mの「4バンク」であり、1999(平成11)年のバンク改修によってマッコーネル曲線のバンクに改められたことから、クセのないバンクで走りやすいということで選手の間でも好評を博しています。また、みなし直線が59.9mと全国にある「4バンク」競輪場の平均よりやや長めであり(全国7番目の長さ。別府競輪場と同距離)、そのためどの脚質の選手でも勝てるようなバンク構成になっています。
なおバックスタンドの後方には紀の川が流れており、競輪場の位置が河口付近にあることから、海から追い風が吹き込む影響がありますが、反対にホーム側では向かい風になることから、当日どの程度風が吹いているかもチェックの対象となります。これに加えて、河口付近ということもあり、湿度の関係から「バンクの重さ」が存在することにも注意していただきたいです。無論、雨でも降ろうものなら、その分だけ「重さ」が堪えることになりそうです。
直線には強襲できるコースが存在しているようで、そのため番手を走る選手が後方を走る3番手選手に差されるという事象も起きているようです。
参考までに、当競輪場のバンクデータを貼っておきます。

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和歌山競輪場における決まり手

1着入線率を見てみると、やはり直線がやや長い分だけ「差し」「捲り」選手に優位に働いているようです。特に「差し」53%「捲り」30%という数字に比べて「逃げ」17%という数字はかなり極端ですね。
2着入線率にしても「マーク」37%「差し」31%であり、「捲り」16%まで含めると、「逃げ」はたった16%。いかに「逃げ」選手に不利であるかということがよく分かる結果になりました。
ではS級とA級を比較したら、どうなるでしょうか。
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1着入線率の箇所で、S級だと「逃げ」はたった12%しか決まっておらず、やはり賞金が高い分だけ各選手とも早めに動きますから、こうした結果が出るのかもしれません。
ちなみにA級の場合「逃げ」は19%と、S級とは7%の差と高い数字を記録しており、あまり激しく動かず様子を見ながら走行している選手が多いことを考慮すると、この結果にも納得がいきます。
いずれにせよ、1着入線率を見てもS級とA級には7%という大きい数字の差が出ていることから、S級戦で「逃げ」選手はあまり狙わない方がいいかもしれません。
和歌山競輪場の直近の傾向
8月17日~19日
CTC杯・オール7
9レース制
それでは直近に開催されたレースの結果を見ながら、実際はどうなっていたのかを見ていきましょう。

3日間を通じて風が結構強く、特に最終日は3m以上の風が吹いていたそうですから、その影響を選手達がモロに受けていたことは想像に難くありません。風がそれほど強くなかった初日は「逃げ」がよく決まって4勝したものの、最終日は「逃げ」が1勝もできなかった上に(風が強い上に初日からの疲れが出て、「逃げ」どころじゃなかったか?)「差し」が9レース中8レースも決まるなど「差し有利デー」だったと言えましょう。ただし2着については、どの戦法でも持ってこられるという意味で、平均的なバンクであると改めて感じました。
本日開催された「チャリ・ロト杯」初日の結果を見てみると、1着は「逃げ」3回「捲り」5回となっていましたが、前回の「CTC杯」を見てもわかるように、初日は「逃げ」がよく決まったものの最終日は全滅ということもあり、「逃げ」選手は日頃の疲れが最終日に出て…ということも考えられます。
和歌山競輪場におけるまとめ
・「差し」「捲り」選手を積極的に狙え!
・海や河口の近くであり、「バンクの重さ」にも要警戒。
・初日は「逃げ」が決まりやすいかも。
みなし直線がやや長いということもあって、「逃げ」選手には不利で、「差し」有利の競輪場と考えられます。また当日の風や天気の影響にも注意を払っておく必要がありそうです。
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