地元福井勢力の強さが目立つシリーズ
初日・2日目と戦い、準決勝に進出する21名のメンバーが決まりました。
何といっても注目は、ここまで圧倒的な強さを見せつけている、地元福井のSSレーサー脇本雄太選手。特に初日特選では上がりタイム10.9をマークし、吉岡稔真元選手が記録した10.7に迫るものでした。まさに「向かうところ敵なし」といった感じですね。
そしてもう1人、こちらも地元福井が誇る新進気鋭の若手・寺崎浩平選手。
初日・2日目と果敢に先行して2着を確保。能力の高さと手堅い走りぶりには定評があります。こちらも注目を集めそうですね。
今回は脇本選手が第9レース、寺崎選手が第8レースにそれぞれ出走しますので、この2レースを予想してみたいと思います。まずは第9レースから。
出走メンバー紹介
出走メンバーは、以下の7名です。
枠 番 名前
1 1 村上 義弘(京都・S1・両)
2 2 稲毛 健太(和歌山・S1・逃)
3 3 川口 聖二(岐阜・S2・逃)
4 4 笠松 信幸(愛知・S1・追)
5 5 脇本 雄太(福井・SS・逃)
6 6 小林 信晴(愛知・S2・追)
7 7 椎木尾拓哉(和歌山・S1・追)
村上 義弘
二次予選(第7レース)では、先行する中井俊亮の番手に付け、最終周回4角で一気に捲りを打ち、直線チョン差しで1着。混戦を制した。今回は大本命脇本雄太(後述)に付ける形となったが、今年は参戦したシリーズで優勝が一度しかなく、今後のことを考えれば、番手を死守して決勝への椅子を確保したいところだ。
稲毛 健太
二次予選(第1レース)では、同県の椎木尾拓哉(後述)と連携し、打鐘周回3角で、稲毛と同じく先手を打ちに来た横関裕樹との踏み合いを制し、そのまま1周逃げ込むような形で2着入線。今回も椎木尾との連携となるが、最大の焦点は圧倒的パワーを誇る脇本との兼ね合い。脇本の機先を制して踏み出すことができればチャンスがあるか?
川口 聖二
二次予選(第4レース)では、赤板前で先行し、一旦引いたものの、最終周回で捲りに出た高久保雄介の番手にはまる形になって、そのままなだれ込み2着確保。レース巧者ぶりを見せつけた。今回は中部ラインの先頭を走る形となるが、上手く先手を打ちつつ、脇本の捲りをどう抑え込むかが注目される。
笠松 信幸
二次予選(第2レース)では、最終周回で一気に先手を奪いに行った柴崎淳の番手に付けて、柴崎と一緒にそのまま1周逃げ切って2着入線。他ラインを寄せ付けない強い走りが目立った。今回は逃げる川口の番手マーク。川口が早めに先手を奪って主導権を握ったら、後位を走る自身にもチャンスが巡ってくるかもしれない。
脇本 雄太
二次予選(第9レース)では、打鐘周回3角で捲りを仕掛けると、そのまま先頭に立って1周走り切り1着。ラインの鷲田を千切るほどの速さで圧倒的な強さを見せつけ、自身の強さだけが目立つレースだった。今回は大御所村上が後位に付き、援護をもらいながら余裕のレースを展開できそう。完全優勝に向けて視界良好といったところか。
小林 信晴
二次予選(第7レース)では、松山桂輔の後位に付けるも、松山が最終周回3角で売り切れると見るや、自力に切り替えて捲りを打ち、直線伸びて3着入線。準決勝への道を自ら切り開いた。今回は中部ラインの3番手を固めるが、まずは前を行く2車に遅れないような走りが求められる。
椎木尾拓哉
二次予選(第1レース)では、先述の稲毛の後位を走り、稲毛の先行を利して最終直線差しての1着。稲毛の強烈な逃げ脚にしっかり付いた走りを見せた。今回も稲毛との連携だが、すべては前を走る稲毛次第。ここまで脇本同様1着続きのレースが続いており、決勝進出を狙うためにも、稲毛の走り次第では非情に切り替えるか?
ラインと買い目について
ラインとしては、以下の並びが予想されます。
3・4・6 2・7 5・1
恐らく中部が先手を取って、その動きを見つつ脇本がどう動くかでレースの展開が決まりそうですが、仮に和歌山の2車が脇本より先に行こうとも、その動きを見た脇本は一歩引いた上で捲りを打てるでしょうし、残り1周半で捲りを打ったとしても、そのままゴールまで走り切るだけの力量も持ち合わせていますから、どのような形になろうとも脇本の力が抜きんでており、優位は揺るがないと見ています。
むしろ脇本の後ろを走る村上が番手を死守できなかった時に、2着以下がもつれると見て、買い目は抜け目なく抑えておきたいですね。
買い目(3車単)
5→1,2,3,7→1,2,3,7
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