【弥彦競輪】7月19日「ふるさとカップ」(2020)二次予選(第9レース)予想

準決勝への道―連日ガチンコ勝負

 1レースこそ曇り模様だったものの、それ以降は晴天に恵まれ、特選競走では地元諸橋愛選手の直線鋭い差し脚が決まるなど、見応えがあった初日でした。

 今日2日目は全レース二次予選で行われ、ここまでの競走ポイント順によって、準決勝進出メンバーが決まります。今回はシード競走がないため、どこかで手を抜く(いわゆる「トボける」)ことができず、それこそ連日ガチンコ勝負が求められます。よって我々ファンの側からすれば好勝負が期待できますが、肝心の選手達がいつも以上に疲れないかどうかも心配ですね。

 ここでは数ある二次予選レースのうち、最終の第9レースを展望します。

出走メンバー紹介

 出走メンバーは、以下の7名です。

枠 番 名前

1 1 平原 康多(埼玉・SS・両)

2 2 川崎 健次(神奈川・S2・追)

3 3 坂井  洋(栃木・S2・逃)

4 4 三住 博昭(神奈川・S2・追)

5 5 染谷 幸喜(千葉・S2・逃)

6 6 山本 恵介(福島・S2・両)

7 7 金子 真也(群馬・S2・追)

平原 康多

 初日特選では、逃げる吉田拓矢を上手く活かし、最終周回バックで吉田が売り切れたと見るや、すかさず自力に切り替えて、先を行く郡司浩平・鈴木裕の南関東コンビを瞬時に抜き去る豪脚を披露。直線で後位の諸橋に差されて2着も「負けてなお強し」の印象。出走メンバー中競走得点でも抜けた存在であり、ここは力の違いを見せつけるか?

川崎 健次

 一次予選(第6レース)では、逃げる同県の菅原大也を番手マークし、赤板周回で先手を奪いにいくも、あっさり北海道・東北ラインに捲られて、何もできずの5着。近走成績もサッパリな上に競走得点も下降気味となると、ここでは厳しいか?前を行く南関東ラインの染谷幸喜(後述)次第では浮上の目があるかもしれないが…。

坂井  洋

 一次予選(第7レース)では、赤板周回で自ら動き先手を主張。一旦は早坂秀悟=鈴木誠の東北ラインに捲られるものの、最終バックで東北2車を並ぶ間もなく抜き返し、最後は後位の藤原憲征に差されて2着も、逃げにこだわらない自在さを見せた。今回は平原に前を任されたこともあり、昨日同様先手を主張しにいく展開が予想される。

三住 博昭

 一次予選(第7レース・6着)では、先手を奪った北関東・新潟ラインの4番手を進むも後ろから次々に追い抜かれて「置いてきぼり」の展開に。今回は南関東ラインの3番手を固めるが、前を行く染谷の脚についていけるかがカギ。

染谷 幸喜

 今回は二分戦が予想され、平原を軸とするラインに対し、もう一方のラインの軸と予想される。一次予選(第2レース・2着)では、他ラインの牽制合戦がもつれているのを尻目に、先手を奪って終始優位な展開に。今回は平原の前を走る坂井との逃げ争いが予想され、どうやって先手を奪いにいくか注目される。

山本 恵介

 一次予選(第5レース)では、北関東・東北の最後位を走るも、位置が後ろな上に大外を回ったこともあってシンガリ負け。今回はライン不在で孤独の戦いを強いられるため、平原と染谷、有利なラインに早めに乗っかることが必要だが、近走成績もパッとせず(今年に入って決勝進出が2回のみ)、どう戦うか?

金子 真也

 一次予選(第8レース)では、先手を奪った北関東ラインの3番手を進むも、最終周回で他ラインの選手に割り込まれて、そのまま売り切れの最下位7着。今回は坂井=平原の北関東3番手を進める幸運があるも、昨日のレースぶりを見るにつけ、前を行く2人の脚についていけるかがカギ。

ラインと買い目

 ラインとしては、以下の並びが予想されます。

3・1・7 6 5・2・4

 大勢としては平原ラインvs染谷ラインの二分戦であり、そこに孤独の戦いとなる福島の山本がどう絡むかといったところですが、平原の力がメンバー中抜けていることや、番手周りでも展開によっては自力で動けることもあり、軸不動と考えられます。

 相手は勿論前を行く坂井ですが、仮に染谷が先手を奪った場合、そのまま逃げ粘ることも予想されることや、平原の後ろを走る金子に不安があって、昨日同様割り込まれることも考えて、手広く抑えるのが無難でしょう。

買い目(3車単)

1=3→2,5,6,7

1=5→2,3,6,7

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