実力伯仲の好戦が続く
実力者が実力通りの走りをしたので、比較的荒れた配当が少なく順当な結果に終わった2日目でしたね。
ここで準決勝メンバー21人が決まり、出走表も発表されました。初日特選出走メンバー7人は、2・3・2ときれいに3つの準決勝に振り分けられ、それぞれ人気の中心となっているようです。この7人がまた決勝で相まみえることになると、初日特選メンバーのレベルの高さが立証されると思います。そういった点も注目ですね。
ここでは準決勝第9レースを展望します。
出走メンバー紹介
出走メンバーは、以下の7名です。
枠 番 名前
1 1 諸橋 愛(新潟・S1・追)
2 2 大石 剣士(静岡・S2・逃)
3 3 小松崎大地(福島・S1・逃)
4 4 根田 空史(千葉・S1・逃)
5 5 平原 康多(埼玉・SS・両)
6 6 安部 貴之(宮城・S2・追)
7 7 柿澤 大貴(長野・S1・両)
諸橋 愛
二次予選(第6レース)では、逃げて先手を奪った森田優弥を利する展開になり、そのまま主導権をキープし、最終直線でチョン差しの1着。連日、42歳とは思えないパワフルさ満点の走りができている。今回も初日特選で連携した平原康多の番手。ここも1着に入れば、完全優勝→記念4連覇も見えてくる。
大石 剣士
二次予選(第3レース)は、打鐘周回で積極果敢に先手を奪いに行き、最後は鈴木庸之に差されて2着も、若さに任せてほぼ1周先手で粘りまくった。今回も先手を狙いに行く作戦と思われるが、後述の小松崎大地も同じような戦法を志向していると思われ、その兼ね合いをどうするか注目される。
小松崎大地
二次予選(第8レース・2着)では、最終周回で先手を取った末木浩二と、半周ほどもがき合いになってこれを制し、同県佐藤慎太郎のアシストに貢献した。今回は平原の動きを警戒しつつ、先述の大石と牽制合戦をしながら、どのタイミングで先手を奪いに行くかがカギ。
根田 空史
二次予選(第1レース)では、最終周回で後位の土屋裕二を千切るほどの豪快な脚を披露し、ほぼ1周先頭を守り切っての2着。今回は南関東の大石の番手を回るが、小松崎次第でどうなるか分からず、地力を打つにしても近走成績が冴えないため、ここは厳しい展開になりそうか?
平原 康多
二次予選(第9レース)では、バック8番手も最終周回で坂井洋の先行を利し、一気に捲り切ると、あとは後ろを振り返る余裕を見せつつの1着。力の違いを見せつけた。今回は初日特選で組んだ諸橋と再度連携。地元選手の後方支援を受ける盤石な戦いで、自力での勝利を掴むことができそうだ。
安部 貴之
二次予選(第4レース)では、逃げる渡邉一成の後位でレースを進め、迫る堀内俊介の捲りを抑えつつ2着に入線し、渡邉の1着を援護した。ここは小松崎の後位に付けるが、南関東勢との競り合いが予想されるだけに、小松崎が競り合いに敗れた時にどうするか?
柿澤 大貴
二次予選(第5レース・3着)では、南関東勢のプレッシャーを受けながらも、最終周回で先手を奪った吉田拓矢の番手を回るも、最後は吉田の逃げを交わせぬばかりか、同じ北関東ラインを組んだ後位の藤原憲征にも差される結果に。今回は平原=諸橋の関東3番手を固めるが、ラインの恩恵に預かっての雪崩れ込み3着が精一杯か?
ラインと買い目
ラインとしては、以下の並びが予想されます。
5・1・7 3・6 2・4
東北と南関東の競り合いにもよりますが、まず平原=諸橋の関東2人で中心は堅いでしょう。平原は展開を見ながら自分でレースを組み立てられる自在さがあることや、諸橋は地元の記念ということで、ここまで余裕を持ったレースが展開できており、他のメンバーを見ても、力量的・競走得点的にも脅かす存在も見当たらないことから、軸不動といえるのではないでしょうか?ただし、先手を奪った時の小松崎が粘れれば、一角崩しがあるかもしれません。
買い目(3車単)
1=5→3,4,7
1=3→4,5,7
5=3→1,4,7
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